自分が行ったこと、そして結果的にどうだったのかが
正直に書かれていて「なぜ失敗したのか」という
疑問にせまっている。
一つの原因は「阪神タイガースの体質」と呼べるものだが、
もうひとつ野村克也自身のその時のメンタリティ、
「野村の考え」の伝え方についての反省も真摯に述べられている。
この本は「失敗談」なのだが、
その失敗の原因となった答えを導けたことで、
野村監督自身、また監督として進歩できた部分が
東北楽天の監督として「今」活かされているわけだ。
(強敵、現る!だ^^;)
だから阪神タイガースも、これまでのダメダメな歴史を反省し
その原因を理解、解消することで進歩しろという気持ちで
書かれている。
「なぜだろう?」と興味をもったことについて
考えることが好きなタイプの人間にとって、
自分なりの明解な結論が出ると、とてもスッキリするし
他人にも伝えたくなるものだ。
私には著者のこのような気持ちがよく伝わったし
大変面白く読めたのだが、
盲目的な「阪神」信者さんにとっては
教祖の悪口ととられるかもね。
これは文筆家ではない野村さんが悪いのではなく、
編集者の仕事の範疇なのだが、
「巨人軍論」に続く第2弾としての縛りにとらわれて、
「阪神タイガース論」という体裁をとらないほうが良かった。
「阪神に教えられた指導の仕方」みたいに、
内部の監督としての実体験の部分を前面に出して、
他球団の選手、監督として「外からみていた阪神」の部分は、
あくまで「持論を支持するためのひとつ」という位置づけで
ひかえめに書いた方が著者の意図が良く伝わったと思うな。
けっして岡田監督を酷評しているわけではない。
自分とは全く違った価値観で生きているので、
評価することができない。
なので、結果を見るしか良いも悪いも言えないという
ニュアンスだった。
「酷評だ」と感じた人は、「それは読者自身の心の中」の
岡田監督評を見たということですな(^^;)。











そっか、酷評してたのは自分自身だったのか!
納得です(笑)。
こんな場末のブログにおいでくださり恐縮です。
しかも「私信」へのお返事までいただいて。(違?^^;)
私は、もう「酷評」する時期はとっくに過ぎました。
「だって、みたまんまのあんな人のまま、不変ですから」
その彼に5年もチームを預ける球団幹部の方こそ
「恐るべし」じゃないでしょうか。(^^;)