天候は晴れ、日中は木陰でも40℃、試合開始時でもまだ体温より高い気温。
湿度が50%を下回ったのが救いだが、あいかわらず苛酷な環境だ。
地元の後押しもあるし、ベトナムサッカー界の歴史を作ろうという
気概に溢れるベトナムは、U22世代が主体の若いチーム。
いやあ、元気だった。
しかしその「若さ」のお陰でサッカーの実力差が出る形になって
日本代表がベトナム代表に快勝し、1位でグループリーグを突破した。
ベトナムは、一人を残して9人で守るような布陣ではあるが、
「専守防衛」ではない。
ボールを持ったら何人も長い距離を走って前線に上がってくる。
試合開始当初、ベトナムの選手は日本の選手よりも
1.3倍は動いていたし、キレもあり速かった。
前半7分の最初のベトナムのコーナーキック。
ゴール前に放り込まれたボールが鈴木の足に当たって
オウンゴールで先制を許す。
これでベトナムは勢いづいたし、ある種「やれるかも?」と自信をもったかもしれない。
しかし、「若さ」がでてしまう。
俊輔のフェイントに飛び込んでかわされ、
フリーでクロスをあげられる。
巻の動きに簡単に振り切られてフリーにして胸でゴールに入れられる。
日本代表はこれで落ち着いた。
遠藤がフリーキックを鮮やかに決めて、2−1と勝ち越した。
2−2での引き分けならカタールの結果に関わらず
1位通過が決まる日本にとっては、さらに楽になった展開。
後半7分、実に美しいゴールが決まる。
遠藤と駒野のワンツーで抜け出し、左サイドをえぐった駒野から
遠藤へパス、遠藤がシュート練習の出し球のようなボールを横へ流し
フリーで走りこんだ俊輔が右足のインサイドキックでゴールネットを
ゆらした。
さらに、14分には巻がディフェンスにユニホームを
引っ張られながらも、
遠藤のフリーキックにヘッドで合わせて4−1。
巻はあいかわらずディフェンスにも良く戻っていたし、
前半からも献身的に働いていた。
このようなキツイ環境でこそ使うべき選手であることの証明だ。
ココから怖かったのはベトナムが「自暴自棄」になって怪我に
つながるようなファールをしてくることだ。
しかしここで、UAEが頑張っている情報がスタジアムに流れて、
ベトナムの観客は大いに盛り上がる。
前半飛ばしていたベトナムは、疲労もある上、これまた歴史的な
決勝トーナメント進出の可能性が出てきた以上、
ほとんどの選手がすでに1枚もらっているイエローカードを
この試合でもらいたくない展開となった。
これでベトナムの戦意がなくなったお陰で、
後はただ時間が過ぎるのを待つだけとなったし、
怪我をすることもなく、休ませたい選手を交代させて無事終わった。
準々決勝の相手は、オーストラリアに決まった。
これは願ってもない相手だ。
W杯からどれくらい成長したのか?
進んでいる方向性が間違ってないのか?
その疑問への答えを示すには最高の相手と
互いに休養充分の状態で戦える。
今回のアジアカップはこのオーストラリア戦のためにあったと
思っている。
頑張れ!日本代表!!
2007年07月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック










