昨年のオールスター戦での岡田采配は、球児の演出もそうだが、
もれなく活躍のチャンスを公平に全員に与えた用兵も見事だった。
例えば、町内会での草野球の試合で、
下手なくせにサードしか守らない肉屋のオヤジのために
レフトとショートに守備範囲の広い若手を配したり、
下手だけど差し入れを持ってきてくれる呉服屋の若旦那のために、
打球が外野へ飛びそうにないイニングを選んで
守備につけたり・・・等、めっちゃ複雑な状況の中でも、
そつなく試合をやって、みんなで楽しく打ち上げで
ビールを飲めるような試合をしそう。(イメージ^^;)
岡田監督は、今そこにある戦力を上手く使う能力は、
人並み以上に長けていると思う。
これは、鳥谷、藤本、今岡を活かすためのコンバートでも証明済みだ。
一方、この能力に比べて大きく見劣りするのが、
今そこにないものを想像し、創造する力だ。
今岡は結局昨年一年を棒に振った。しかし、一昨年の秋の時点で、
身体が動いていないことは明らかだったのに、
なんの手だてもないままシーズンに突入し、
ただ「さらし者」にするように使い続けただけだった。
球児にしても壊れるまで無理使いした。
「この先どうなるだろう?」という想像力が欠如しており、
これはそのまま「危機管理能力がない」ということになる。
また、これはそのまま「こういうチームを作りたい」という
「ビジョンがない」ということにも繋がる。
安芸ではリンにセンターの守備をテストするそうだ。
秋季キャンプのうちにやらせておけよ。
ところで昨年、いいように狙われた濱中の肩は、
秋のキャンプで完成したのか?
(このところ噂も聞かないし見てないからわからんけど)
傍から見ている部外者やファンは、守備を軽視する姿勢を見て
打ち勝つ野球がしたいんじゃないかと想像したりしているが、
ヤクルトの宮出のサードの守備が穴であり、
守備が大事と言ったりする。(去年、今岡つかってたやん^^;)
つまり、ポリシーがあるわけではなく、その場その場の
思いつきでやっている、ように見える。
よって期待された若い選手が、メガネにかなわず見切られた時に、
何が足らないのか、どうしてよいのか、どうすべきなのかが
解りにくい。
選手の能力を最大限に発揮させるように伸ばしていこうというより
赤松のセカンドコンバートに失敗したら、
ユーティリティプレーヤー大城を指名し連れてきたように、
足らないパーツを埋めるように持ってくるという考え方でもある。
最初から若い選手に、期待する役割を決めてしまうと、
伸びる可能性を最初から狭めていることに繋がる。
大砲枠、ユーティリティ枠、守備要員枠・・・
人間はだれでも、成長し進歩し変わっていく可能性がある。
5tools(Average、Power、Speed、Fielding、Throwing)
全てをとことん鍛えてみて、本当に向いている役割を、
プロの世界でみつけてもよいのではないだろうか。
阪神の若手がでてきにくいのは、
「育成」より「選抜」という方針にも問題があるのではないだろうか。
2007年02月21日
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