競馬の長距離レースに例えれば、フル代表の試合は
古馬が行う春の天皇賞なら、U-22の試合は、
3歳の若駒が争う菊花賞だ。
ようするに無駄に元気が良くて、セカラシイなあ(^^;)。
日本代表が入ったグループCは、ハッキリ言って
大当たりの組み合わせ。
ここなら1位で五輪を決めないと、ロンドンへ行っても
何も楽しみはないだろう。
試合が始まってすぐ、解説の松木さんも
セルジオ越後さんも指摘していたが、
相手のキーパーは、判断力の点で、
明らかにヘボだった。
「(ゴールシーンは)あの感じだとGKが来るっていうのはすごい感じ取っていたんで、そういうところでゴールはずっと意識していました。(GKがファンブルすることは?)あのGKの癖っていうか、そういうのもセットプレーで確認していた部分だったし、そういうところでは予測というか、勘というか、見事にハマって、いいゴールだったと思います。(GKが取れないのは読めたと?)そうですね、勘ですよね。そこはゴールにこだわって、ゴールを意識することでボールが来るっていう。ゴールの意識ですね。」前半終了間際に貴重な先制ゴールを決めた、
大津(メンヘングラッドバッハ/ドイツ)のコメントだ。
右コーナーキックをキーパーが捕れずに、
こぼれたボールに、ファーに居た大津が反応して
スライディングの態勢から右足でコントロールして、
右サイドネットへ流し込んだ、美しいゴールだった。
コメントにあるように、キッチリ予測が出来ていた分、
コントロールする余裕もあったのだろう。
落ち着いていて良いじゃん。
さすが、ブンデスリーグで揉まれながら成長している
だけのことはあると、いうことかな。
後半22分に東がこぼれ球を押し込んで2−0。
勝ち点、得失点差の次は総得点なので1点でも
多く欲しいのは間違いないが、
その後、山田が頭をスパイクされるラフプレーも出たりして
こんな相手に怪我人を出してもアホらしいので、
勝ち点3を穫れたことで充分だろう。
次は27日のホームでのシリア戦。
この当面のライバル相手にキッチリ勝って、
グループ首位に立とう!
がんばれ!五輪代表!