2011年03月16日

非常事態下でのプロ野球への感情

昨日の理事会ではパリーグは延期、
セリーグは予定通り開幕で、すわ分離開幕かとなったが、
それに続く実行委員会で、加藤コミッショナーから
「12球団が一体となることの重要性」を示され、
継続審議となったようだ。

最初から12球団で話し合えないのか、と思う。

セリーグには歴史的に読売の放映権の利権にしがみつき、
自分たちの利益を守る体質があり、それが全面にでている。

「義援金を含めてチャリティーなどをして、どんどん動いた方がいい。できるところからやるのが、野球に限らず国のためには理想」

というような考え方もあるだろうが、
私には「自分の利益を優先する輩の自己正当化」にしか
感じられず、シラけるばかりだ。

いや、災害にあった地域に対して「喪に服するべき」
というつもりは毛頭ないし、チャリティマッチ等、
元気に活動して義援金を送るなど、
できることでどんどん援助をやってもらいたい。


しかし、パリーグをとりあえず切り捨てて、
セリーグだけで始める事を先に決めてしまう事は
全体のスケジュールに足かせが起き、その後、
仮に球場を使えない楽天などが、球場を借りようとした場合、
より困難になってしまうのではないだろうか?

セも一旦保留して、試合数の調整等まで含めて、
全体のスケジュールを見直す可能性を残して、
12球団で話し合う時間があっても良いと思う。

これは実務上の理由だが、心情的には、
プロ野球を予定通りに、
開幕しようとする気持ちが理解できない。

今回の災害は福島原発の件もあり、まだ現在進行中なのだ。


そこで観客は「プロ野球」を見て、「夢中」になれるだろうか?

復興へ向かって前向きな気持ちになったタイミングなら、
野球界からの「ともにがんばろう」というメッセージも
心へ届くだろう。

せめて、「仮設住宅の建設計画ができた」とか、
「福島原発の避難命令が解除された」とか、
うちひしがれたところから、前を向いて立ち上がろうと
いう気持ちになってからの方が良くないか?

でないと、プロ野球を始めても、
それに対して良い感情は生まれないのではないか?


連日、各局で同じような報道がなされ、
正直食傷気味になることもある。

偉そうに書いている私も過去に録画してあったビデオを
見る事もある。

でも、すぐに気持ちが冷めて、途中で停止ボタンを押す。


競馬でも馬券を買った方が、何倍も、のめり込んで観るのと
同じように、観る側からのスポーツというのは、
どれだけ感情移入できるかで面白さが変わってくると思う。


現実に「それどころじゃない状況」にあるのに、
「我々はプレーで被災地を元気づける」と、
脳天気にいわれてもねえ。

ホントに「考えなし」が言ったのなら、まだ許せるが、
それなりの人が言えば、その魂胆は
「いくら自己正当化しても、まるっとお見通し」
としか感じられないのが、正直なところだ。

これは私個人の考えであり、他人に強制する気もないし、
「別に東日本の災害など関係なく、プロ野球が楽しみだ」
という人々もいるだろうから「やるならどうぞ」
なんだけど。

とにかく12球団がひとつになるには、
まだまだ道が遠い感じがした。


posted by ばかぼん父 at 08:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 野球(NPB) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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