2010年01月12日

戦力均衡の形(プロ野球新人選手が環境を選ぶ権利とドラフト制度)

この記事はプロ野球新人選手が環境を選ぶ権利とドラフト制度の前置き
MLBとNPBの問題(
プロ野球新人選手が環境を選ぶ権利とドラフト制度)
一応、続きです。

協約改定の記事を書く時に「理念」「プロ野球」でググッた時に見つけた
「経営理念 第11回 NFL 『Parity(戦力均衡)』」という
嶋田毅氏コラム
戦力均衡の概念が判りやすく書かれていると思う。
リーグ全体の繁栄を図るために、戦力は均衡化し、好試合が生まれる下地を作る。そして、その環境の中においては、徹底的に激しい競争をする。それがより
高い視点で見たときに、リーグだけではなく、チームや選手、ファンにも恩恵をもたらす、という発想である。あるレベルでの競争の制約が、より魅力的な競争を生む
戦力均衡を維持するための一定の制限のもと、
ほぼ同一条件の各チームが優勝を目指してしのぎを削ることで、
プレーのレベルもあがり、観客のとっての商品価値をあげるというのが、
ある種の理想の姿だと思う。

(このコラムでも指摘されている、長期にわたって君臨し続けるチームや
スター軍団が生まれにくいため、海外市場へ浸透しにくいという
弱点については別の問題なので、今回はふれない)


ドラフト制度が行われるようになって、
読売V9時代から、群雄割拠に時代となった。

しかし折角生まれた戦力均衡なのだが、
「巨人が強くなければプロ野球はダメになる」という発想のもと、
潤沢な資金をもつ球団に有利なFA制度の導入や
ドラフトにも逆指名、希望枠が生まれ、事実上形骸化された。

ドラフトはもとに戻ったのだが、代わりに育成枠という、
資金に応じて無制限に選手を囲い込める仕組みが
導入されている。

戦力均衡は資金力と、それプラスして人材の能力において、
崩されているのが現状だ。

制限下における差別化というか、チームの努力であると
考えれば、優秀な人材を抜擢することで、
育成枠ルールを大いに活用している読売は、
尊敬され、模範にされこそすれ、非難されるものではない。

しかし、バックに資金力のはっきりとした格差が
存在していることが、戦力均衡を不可能にしているのだ。

資金力の違いというのは、もちろん所属する選手の総年俸にも
あらわれるが、私はそこはそれほど問題だと思っていない。

それよりも、頭のキレる人材が資金を有効に使い始めた事で、
資金力の格差による戦力格差が広がって行くことが予測される。

貧乏だけど、知恵と工夫と努力でなんとか勝負になるのは、
金持ちだけど、ちょっとヌケている相手までだということ。

チーム間の格差は、プロ野球にとって良いことだろうか?

ということで、どうすべきというところは次回に続きます。

posted by ばかぼん父 at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | オピニオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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