2009年12月25日

崖っぷちから這い上がるためには(プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男たち)

12月23日にTBS系で放送された
プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男たち」を見た。

なんといっても、取り上げられた選手4人のうち、
引退を選んだ山口和男以外の3人が3人とも、
千葉ロッテへ入団した、そして入団する予定なのだから、
見ない訳にはいかないでしょう。

この3人に加え川越投手を含めて、みな千葉ロッテのチーム力の向上に
力を尽くして欲しいと思っている。


今岡誠選手の番組の構成上の扱いは、
スター選手でもトライアウトを受けているという事実と、
春のキャンプに招待されたといっても契約したわけではないという
厳しさを訴えるために使われていた。

もっとも、全く身体を作らずに来たとか、隠していた大怪我が発覚した等の
余程の事がない限り、間違いなく契約されるだろう。
千葉ロッテの都合で「やっぱりやめた」は、人道的に許されない行為だ。


トライアウトで4人の打者から147km/h の速球で3つの三振を奪った、
山口和男と、ノーヒットに終わった的場直樹を中心に番組は進行していき、
的場に千葉ロッテから声がかかり、山口にはどこからもオファーがなかった
という、不条理さを訴えるような番組作りだった。

NPBには12球団しかなく、支配下選手枠にも制限がある。
需要と供給のバランスが上手く合致するかどうかは、
ある程度の、いやかなりの運の要素が大きい。

たすくがいなくなって、2番手捕手の座が空席となった。
マッチを捕手専任に戻し、斉藤俊雄を獲得したといっても、
もし里崎が怪我でもしたら、どうなることやらだ。

つーか、千葉ロッテの捕手は1番手、2番手ともに、
いやマッチを含めて3番手まで打撃重視型。

マリンでのテストの場面で、的場が外国人投手をリードし、
外国人のリチャード?とズレータ?を打ち取った事を、
インサイドワークの面で低レベルな千葉ロッテ捕手陣を考えれば
評価されたのは納得だ。
(的場の打撃は球団も全く期待していないってこと^^;)

的場にとってラッキーだったのは今季のトライアウトで
捕手が一人だったこともあるだろう。

それから別件だが、テストで打ち取られた外国人打者2人と
千葉ロッテが契約しなかったのは、心からホッとした。(^^;)


山田秋親のインタビューとテストの様子は興味深かった。

鳴り物入りで入団し、「プロをナメていた」ため通用せず、
怪我もあって1年前に戦力外となっていた山田。

その後「野球しかない」と解って必死に取り組んだ1年間を
評価した石川副代表が、テストのチャンスを与えた。

彼の話を聞くと、指導者に恵まれなかったのだなと思う。

けっして福岡のコーチが悪いという意味ではなく、
相性というか、山田にとって必要な資質をもったコーチに
巡り会う縁というか、その運がなかったため、
プロで更なる成長することができなかったのだと思う。

自分自身でしっかり考える事のできる選手は、
どこへいっても大丈夫なのだろうが、
おバカな(だった?)選手(山田など)ほど、
縁のあった指導者との相性で野球人生が
大きく変わってしまうのだと思った。

テストで、山田は直球のスピードよりも、
変化球のコントロールができることをアピールした。
この戦略はだてに苦労してきたわけでないことを示したと思う。

山口和男は球速王のプライドからか、ストレートにこだわり,
147km/hを連発し三振の山を築いても、
相手の打者は戦力外になった選手ばかりで、
1軍で通用するかどうかのアピールにはならない。

全盛期からは10km/h程度の球速がダウンをしているのに、
投球のモデルチェンジをしようとしない頑固さとも見える。

山田のしたたかさと山口の愚直さが明暗を分けたと思う。

毎年毎年新しい選手が入ってくるわけで、
「プロ野球選手でいる」ということだけでも大変なこと。

しかも、いきなりクビとなれば再就職だってままならない、
もの凄く厳しい世界だということを改めて思わされた。

posted by ばかぼん父 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書&TV番組感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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