2009年12月02日

スポーツ界もゆるがす「事業仕分け」について

今年の流行語にランクインした「事業仕分け」だが、
国のスポーツ支援にもその矛先が向けられ、
民間スポーツ振興費等補助金27億円が縮減対象とされたことについて、
五輪のメダリストらによる抗議会見が行われた。(スポニチ記事)

今朝のラジオ(ニッポン放送)で、記者会見の一部の音声を聞いたが、
アーチェりーの山本博氏が「スポーツ自体が無駄と言えば無駄だが、
そういったことを行うゆとりが大切」のようなことを言っていた。

まさにそのとおりだと思う。


科学の分野についてもそうだが、「一見無駄」を行う「ゆとり」こそ、
大きな発展につながる。

ノーベル賞を受賞した下村脩博士らが発見したオワンクラゲの
緑色の蛍光を発するタンパク質だってそうだ。
これだけなら一般には「そう、きれいだね」で終わって、
ノーベル賞なんてとんでもない、人類の発展にとっては「無駄」と
評価されかねない話。

ところが後に、DNAレベルで人為的にしかも簡単に、
この緑に光るタンパク質と他の生物に存在するタンパク質を
くっつける事が出来たお蔭で、細胞や個体の中で、
興味のあるタンパク質を緑に光らせることによって
場所や移動の仕方を知る事が出来るようになり、
広く研究に大いに役立つツールとなったわけだ。

そもそもDNAの中だって、タンパク質をコードしている部分より、
意味のない部分の方が圧倒的に多い。
しかし、そのせいで、突然変異を起こす「ゆとり」をもち、
進化してきたのだ。

話しがそれたが(^^;)、社会の中で、一見無駄とみえるものを
経済効果や効率といった一律の基準で縮減するのは賛成できない。

個々の意味合いを深く考慮するということを省くために、
「聖域なき」というのは、仕分け人の怠慢だ
とまでいうのは、可哀相だとも思うけけど。(^^;)

でも、まったく無駄が無いか?といえばあるかもね、とも思う。
というのは予算を縮減しても末端の選手個々への支援額を
減らさないですむ方法が、あるかも知れないから。
中間で無くても困らない仕事をしている(例えば天下り先の)法人とか、
選手や裏方さん以外の無駄な「お偉いさん」を削るとか。

しかし「総予算を削る」というザックリとした方法では、
建設的な内部改革にはつながらず、単純な規模の縮小になり、
しわ寄せは仕組みを変えることなどできない、
末端の実働する選手達にいってしまう。


「事業仕分け」は「はじめの一歩」としては評価できるが、
本質的な国の経営改善のためには、政府の責任で権力をふるって
無駄な法人を徹底的に整理し、
有効な資金の流れのしくみを作ることが先決だと思う。

posted by ばかぼん父 at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会の勉強 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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