2009年07月01日

8回から点の取り合いになる野球の形(埼玉西武L 6-8 千葉ロッテM)

埼玉西武ライオンズ 6-8 千葉ロッテマリーンズ

試合中に「負けて悔いなし」と思ってしまったほど、
やることはやったのに相手が上だと思わせられた、
野球レベルの高い「チャンピオンチーム」を相手に、
こんな面白い試合ができて、
そのうえ勝てるなんて、
とっても幸せなゲームだった。(^_^)

このカードは、グラマンと正捕手細川がいないというハンデが
王者の方にあって、「勝利の方程式」と呼ばれるような
信頼出来るリリーフ陣をお互いもたない同士になっている。
そのため最後の最後までわからないゲームを演出してしまう。

できることなら、翌日に会社や学校のない週末にこそ、
やってもらいたいような試合だった。


試合は2回、サブロー盗塁の後、
2本の2ベースで千葉ロッテが2点を先制した。

4回には四球のランナーを1塁において、
里崎にエンドランのサイン。

ボビーは、ヒットエンドランのとき、当てるバッティングで
ゴロを打って、ただ進塁させることより、
ヒットを打って1、3塁を作る事を要求する。

だもんだから、ブンと振って空振り、ランナーがアウトという
ケースが目立っていたが、この日の里崎は謙虚に、
右へゴロを転がして、一死2塁を作ってくれた。

理想は理想としながらも、現実を見つめ、
状況を正しく判断することも大切なこと。
不本意でも時と場合で「スモール」なプレーを
実行したことを大いに評価したい。
Good job! 里崎。

今江のセンター前ヒットのとき、
片岡の「ライナーで捕るよ」というフェイクに
ひっかかって二走竹原は3塁ストップ。
四球で満塁の後、代打福浦の犠牲フライで3−0。

先発の直行は毎回のようにランナーを得点圏に
背負いながら、失点しない粘りの投球。
継投に入った埼玉西武に抑えられているうちに
6回についにつかまってしまった。

先頭の中島に低めのボール気味の球を2ベース。
おかわり君にはホームベース近くでワンバウンドして、
サード今江の頭上を越えるタイムリー2ベース。

ここでレフト竹原が抜かれたわけではないのに、
打者走者の中村を2塁へ行かせてしまうのが、
千葉ロッテの「野球の甘さ」であり、埼玉西武の
レベルの高さ。

ナベQは1−3の状況で5番石井にバントをさせる。
「まだ6回、1点差にすれば逆転出来る」というメッセージだ。

一死3塁として千葉ロッテに前進守備をとらせてヒットゾーンを広げる。
GG佐藤が西岡のすぐ横を打球の速さで抜くタイムリー。
采配を結果に結びつけられてしまった。おそれいりました。

すかさずヒットエンドランをかけてきたが、ゴロとなって二死。
松坂もファーストファールフライにうちとって、
直行は同点をゆるさず、意地を見せてくれた。
ナイスピッチング!直行。

8回、先頭の井口が岩崎から「ファン投票選出ありがとう」HR。
ポイントの「次の1点」をあっさりとれて4−2とリードを広げた。

8回裏はついに勝ちゲームのセットアッパーに昇格したのか?
伊藤義弘を投入。

中島を三振にとったが、おかわり君に、特有の高く舞い上がるHR。
これで1点差となったが、石井をレフトフライに打ち取った。
と思ったら、守備固めに入っていたGoGo大恂セが、
直線的に走って追ったところと落下点がずれており、
捕れずに2ベース。

二死後、大崎にセンター前ヒットで、サブローの肩との勝負!
しかし、バックホームが3塁側へずれて、タッチを上手くかいくぐられた。
同点だ〜(>_<)

でも私は、どこかサバサバしていた。
千葉ロッテの中では上手い外野手2人のところでとられた1点。
クロスプレー愛好家としたら、タイミングはアウトでも
この場面で本塁へ突っ込む野球が好きだし、
石井のスライディングはとても上手く、練習量を感じさせられた。

9回、小野寺力から、一死後、西岡のヒット、福浦とのエンドランのゴロで
2塁へ進め、大松がライト前へタイムリーを打って5−4と勝ち越し、
送球が乱れる間に2塁へ進んだ。

二死の得点圏で、ヒットを打てる打者が良い打者だといえる。
大松、Good job!
しかし井口は期待に応えられず。

9回はいまのところクローザーの、シコースキー。
代打チャラ男を三振にとったが、片岡に同点HRを浴びてしまった。
二死後、中島を歩かせたがおかわり君を三振にとって延長戦へ。

10回にも小野寺を攻める。
一死後、バーナムJr.がファールで粘ってヒットで出塁。
代走に早坂を送る。
盗塁ではなく、警戒させて打者にストレートを狙わせる作戦で、
代打たすくがノースリーから打ってレフトフライ。

解説者は「ノースリーから打っての凡退、しかもランナーも進まない」
ことを非難していたが、そういう作戦だし、
ゲッツーを打たないために転がしにはいってないのだから、
結果論でしかない。

里崎がつまりながらヒットでつなぎ、二死1、2塁。
今江が死球で満塁となって、打者西岡の大チャンス。

ここで埼玉西武の「引き出しの多さ」を見せられる。
1-1から外にウエストし、すかさず1塁送球。
一走今江を牽制で刺すサインプレーだ。

「こういう場面でやるのが、一番効果的だよなあ」
と感心すらしてしまった。

一所懸命に頭を使って、一所懸命に練習をして、
「プロとして高いレベルの野球に真面目に取り組む」、
その程度の高い方が強くあるべきだと思っているので、
当然の結果と受け入れられる。


しかし、千葉ロッテにも良さがある。
というか、ボビーがもたらした最大の「強さ」はこれだ、と、
私は思っているのだが、「がっかりしない」んだよね。

何年か前に初めて千葉ロッテの試合を生で見た時、
三塁盗塁に失敗してアウトになってベンチに戻った西岡に
ナインが手を出して派手なハイタッチではないけれど、
手を合わせている姿が、当時は違和感を感じるほど新鮮だった。

「なにやってんだ!(怒)」という雰囲気になれば、
なにもできなくなって、プレー自体が萎縮してしまうので、
理にかなっているんだよね。

「失敗した時に意気消沈しない」ことは、
実はすぐ後のチャンスをつかむことにも繋がっている。
相手にミスがでれば、どうしても「ホッ」としてしまうのが人間。
ゲッツーの後ヒットがでたりするのも、
人間がやっている以上、自然な事なのだ。

「がっかりしない力」はメンタルの強さにもつながり、
拙攻やエラーにも動じなくなるのだ。(^^;)

王者の「やられた!」というプレーの後、
シコースキーが淡々と10回裏を抑えて11回表。

左腕星野がマウンドへ。
もっとも出塁を警戒していたであろう西岡を打ち取った後、
代打の田中マッチが2ベースで出塁。
大松がセカンドゴロで二死3塁となって、
井口を歩かせてサブロー勝負。

次は早坂だったのだが、満塁で押し出しの危険が嫌だったのか、
サブローが怖くないのか知らんが、
ここで「ファン投票選出ありがとう」3ランHR!が飛び出した。

あー、びっくりした。(^^;)

11回裏は、かつてのクローザー荻野。
伊藤、シコースキーとパワーピッチャーの後をうけ、
カーブ主体のピッチングで二死まではすぐに来た。

が、片岡2ベースの後、栗山に四球。
中島に2ベースを浴びて6−8でなおも2、3塁でおかわり君。
一打同点、HRならサヨナラだ。

大きなファールを打たれた後、高めのつり球で三振にとって、
やっとのことで勝ちました〜〜〜。

どうしてもやりたいのか?荻野劇場。
「ハラハラしたろ?ドキドキしたろ?」を通り越して
「もうダメだと思いました」だよ(^^;)。


とにかく勝ったので、西武の流れが悪いこの機会に連勝したいぞ。
成瀬頼むぞ。
今季初対戦の岸を打てれば、ちょっと見通しが明るくなる。

マリーンズ、ファイティン!!





posted by ばかぼん父 at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 千葉ロッテマリーンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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