2009年02月07日

ナンバー最新刊(2/19号)はおすすめ



ノムさんとオシムさんの二人の”おじい”が表紙の
今週のNumber 722は(私にとって)
ど真ん中のストライクだ。

クルム伊達公子の全豪の戦いぶりを描いた
「笑顔の求道者」では、「現代テニスへ挑戦」している姿が
具体的に伝わった。

ノムさんの記事を読めば、いまさらだが
WBCの監督をやらせてあげたかったなあと思ったし、
「野村再生工場の秘密」の江本氏の記事は実に面白かった。

金子達仁氏と二宮清純氏の世間話のような監督評も
大変面白かった。


古今東西の様々な監督を「勝負師」か「教育者」かの
二元論で語って行くのだが、阪神ファンである金子氏が
岡田彰布前監督を「勝負師」と「教育者」を兼ね備えた「両性具有」であると
むりやり思い込もうとしているのに対し、二宮氏が、
岡田氏の著書である
「頑固力〜自己肯定が進歩を止める(だったっけ?^^;)」を
明らかに読んでなさそうなのに持ち出しながら褒めつつ、
やんわりと否定するところなんざ笑える。

だいたい非「勝負師」=「教育者」ではないので、
二元論であることすらナンセンスなのだが、世間話的に
両氏の様々な監督への印象を知る事ができて面白かった。

金子氏は、オシムさんは「勝負師にあらず教育者」と斬っていた。
私もオシムさんは「勝負師」ではなく「教育者」だと思う。
ただ「ああしなさい」「こうしなさい」というのではなく、
選手が自分で考え、判断できるように教育していた

”とびきりの”教育者だ。


この両氏の対談の中で岡田武史氏に触れられなかったのか、
編集段階で割愛されたのかわからんが、無かったのが不思議。
そのかわり岡田武史監督のロングインタービューが別に掲載されている。

「こういうときは大きく蹴るんだ」「こういうときは廻すんだ」という
ことを選手に示す方法について語っていたが、
はっきりいって考え方のレベルが悲しくなる程低いというか、
次元が低い。

彼は「日本人は考えることが得意」なのだが、
「感じる」レベルまで速くすることだ、と語っていたが、
私は日本人は「自分で考える」ことが苦手だと思っている。
周りを良く見て、空いているスペースをみつけ、
そこへ走り込む味方とそれに対応する相手、
その先の状況を考えて、自分も走る、というようなプレーを、
全員が考え、状況判断を瞬時瞬時にするレベルへ
進もうとしてくれよ。

ここでは大きく蹴ろう、ここでは廻そうなんて言っているようではね。
これでは、オシムさんによってサッカーを学んだ選手達は
言う事を聞かんだろうし、言う事を聞くしかできない選手達は、
予想外の状況になった途端に「思考停止」になるだろう。

かえすがえすもオシムさんが倒れた時、
日本の医療レベルを全く知らない川淵キャプテンが
必死で生還しようとして頑張っていたオシムさんを
「死ぬ」と決めつけたこと、
小野技術委員長が乏しい人脈の中から
岡田武史氏しか、候補を選べなかった事が悔やまれる。

オシムさん自身が監督を続けることは無理でも、
後任について意見を聞き、推薦してもらうことはできたと思うな。

フィンランド戦後の橋本英郎選手のコメントの抜粋
(試合中のプレーは)どちらかというと“休憩”を作るような感じ。守備から攻撃へ移るとき、あるいはその逆で、あまりにも時間が短いと息が上がってしまうので。ベンチはもっとスピードを要求していたけど。
ベンチの指示にただ従うのではなく、ピッチにいる選手自身が
考えてプレーできるベテランがいるのは良いのだが、
ベンチとピッチで考えが乖離している状況は、
けっして良い状態ではない。
高いレベルになればなるほど、ベンチもチームも一丸にならなきゃ、
勝てる試合も勝てないからだ。

いっそ、ガンバ大阪+俊輔等若干名、西野監督に
しちゃった方が良い気がするなあ。
posted by ばかぼん父 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書&TV番組感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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