マンチェスターユナイテッド 5-3 ガンバ大阪
真剣勝負のサッカーっぽくない、
でもエンターテイメントとしてのショーとしては面白いというか
可笑しい、笑いながら見るような試合となった。
アデレード戦しかガンバの試合をみたことがないマンUは、
ガンバをやや過小評価した分析に基づいて試合に入ってきた。
ルーニーもパクチソンもベンチに置いて、
「クリスチアーノ・ロナウドで攻めますよ」と予告までする余裕。
一方、マンUのビデオを日常的に見ていたガンバ大阪の面々は、
一歩も引かずに攻撃に徹するというコンセプトに忠実に、
試合開始と同時にRun&Gunの展開に持ち込んだ。
ゾーンで守るガンバ大阪は、守備でも大健闘。
最後はクリスチアーノ・ロナウドで来ることが解っているので、
ボールを持たせた後、2人3人とマークに付き、
パスコースを読んでのインターセプトや、
シュートコースへ入ってのブロックで、得点を許さない。
しかし前半、コーナーキックから1対1のマークでは、
全く歯が立たずに2失点してしまった。
攻めるしかない、というか最初からずーッとそうなんだが(^^;)、
ガンバは後半もアグレッシブに攻め、シュートを浴びせる。
後半29分、ルーニー投入の一瞬の隙をつく速攻で、
橋本から山崎に渡ってノーマークからゴールで、2-1。
「おお!」と思った後の5分間がマンUの本気タイム。
ルーニーが前線に入ったことで、クリスチアーノ・ロナウドだけを
ケアしていれば良かったところから大きく変わった途端、
ルーニーが密着マークをトラップでずらしてシュート・ゴール。
ルーニーの後ろからフレッチャーがヘッドでゴール。
そして再びルーニーがゴールを決めて、あっという間に5−1で、
勝負がついてしまった。
さらにスピードスターのパクチソンがいるのだから、
ベストで来られていたら、何点取られたかわからないということ。
恐るべし、世界一のチームだ。
こうなったら、あとは遠藤の「コロコロPKを見せろ〜!」と
思っていたら、後半40分に相手のハンドでPK。
ファンデルサールに通用するかとワクワクしていたら、
ファンデルサールはギリギリまで跳ばずに、
フツーのスピードでのサイドへのキックでゴール。
もう決勝へ向けて無理せず動かなくなったマンUに対し、
ロスタイムに橋本がゴール。
まさかの3失点でファンデルサールだけがブルーになって、
TVの前でこっちは笑いながら、試合が終わった。
昨年は守備のACミランに対して守備の浦和が0−1。
今年は攻撃のマンUに対して攻撃のガンバ大阪が、
攻撃で挑むことで日本サッカーの「ものさし」となると、
語っていた西野監督は、有言実行で、真っ向勝負を挑んだ。
その姿勢については良くやったと思う。
そしてガンバの選手達は「良くやった」というより、
何よりも楽しそうにサッカーをしていた。
実力差をひっくりかえして勝つためには、
攻めと守りにもっとメリハリをつけて、
だまし討ちみたいな展開にするしかないだろうが、
今のガンバには元々不可能だったろうし。
勝敗を度外視したような「コンセプト」を前面に出した試合は、
「新鮮な面白さ(可笑しさ?)」を世界中に発信できたんじゃないかな?
これでW杯における日本チームの知名度や人気が少しは上がるかもね。(^^)
2008年12月19日
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